vSphere 5.1 以降を使用すると、Distributed Switch 構成を vSphere Web Client からエクスポート、インポート、リストアすることができます。
Distributed Switch 構成のエクスポート
vSphere Distributed Switch および分散ポート グループの構成をファイルにエクスポートすることができます。ファイルには有効なネットワーク構成が保存され、その構成をほかの導入環境に分散させることができます。この機能は vSphere Web Client 5.1 以降でのみ使用できます。ただし、vSphere Web Client 5.1 以降を使用している場合は、Distributed Switch のどのバージョンからでも設定をエクスポートできます。
vSphere Web Client を使用して vSphere Distributed Switch の構成をエクスポートするには:
- vSphere Web Client ナビゲータで Distributed Switch に移動して参照します。
- Distributed Switch を右クリックして、[すべての vCenter アクション] > [構成のエクスポート] をクリックします。
注:vCenter Server 6.0 の場合は、Distributed Switch を右クリックし、[設定] > [構成のエクスポート] をクリックします。
- [Distributed Switch 構成のエクスポート] または [Distributed Switch 構成とすべてのポート グループのエクスポート] オプションを選択します。
- (オプション)[説明] フィールドにこの構成に関するメモを入力します。
- [OK] をクリックします。
- [はい] をクリックして、構成ファイルをローカル システムに保存します。
これで、選択した Distributed Switch と分散ポート グループのすべての設定を含む構成ファイルを作成できました。このファイルを使用して同じ構成のコピーを既存の導入環境に複数作成したり、既存の Distributed Switch およびポート グループの設定を上書きしたりして、選択した設定に合わせることができます。
Distributed Switch 構成のインポート
エクスポートした構成ファイルを使用して、エクスポートした Distributed Switch のコピーを作成したり、既存の Distributed Switch の設定を上書きしたりできます。
エクスポートされた Distributed Switch のコピーを作成するには、Distributed Switch をエクスポートされた構成ファイルから作成するインポート オプションを使用します。構成ファイルには有効なネットワーク構成が保存され、その構成をほかの導入環境に分散させることができます。この機能は vSphere Web Client 5.1 以降でのみ使用できます。ただし、vSphere Web Client 5.1 以降を使用している場合は、Distributed Switch のどのバージョンからでも設定をインポートできます。
vSphere Web Client を使用して vSphere Distributed Switch の構成をインポートするには:
- vSphere Web Client ナビゲータでデータセンターに移動して参照します。
- ナビゲータのデータセンターを右クリックし、[すべての vCenter アクション] > [Distributed Switch のインポート] をクリックします。
注:vCenter Server 6.0 の場合は、データセンターを右クリックし、[Distributed Switch] > [Distributed Switch のインポート] をクリックします。
- 保存した構成ファイルの場所を参照します。
- [元の Distributed Switch とポート グループ識別子を保存します] オプションを選択します。
- [次へ] をクリックします。保存した構成ファイルのメモを入力した場合は、[メモ] セクションに表示されます。
- インポート設定を確認し、インポートを完了します。
- [終了] をクリックします。
構成ファイルの設定を基に、新しい Distributed Switch が作成されます。分散ポート グループの情報を構成ファイルに含めた場合は、分散ポート グループも作成されます。
Distributed Switch 構成のリストア
リストア オプションを使用すると、既存の Distributed Switch の構成を構成ファイル内の設定にリセットできます。Distributed Switch をリストアすると、選択したスイッチの設定を構成ファイル内に保存された設定にリセットします。この機能は、vSphere Web Client 5.1 以降でのみ使用できます。ただし、vSphere Web Client 5.1 以降を使用している場合は、Distributed Switch のどのバージョンからでも設定をリストアできます。
vSphere Web Client を使用して vSphere Distributed Switch の構成をリストアするには:
- vSphere Web Client ナビゲータで Distributed Switch に移動して参照します。
- Distributed Switch を右クリックして、[すべての vCenter アクション] > [構成のリストア] をクリックします。
注:vCenter Server 6.0 の場合は、Distributed Switch を右クリックし、[設定] > [構成のリストア] をクリックします。
- 使用する構成バックアップ ファイルを参照します。.
- [Distributed Switch とすべてのポート グループをリストアします] オプションまたは [Distributed Switch のみをリストアします] オプションを選択して、[次へ] をクリックします。
- リストアの概要情報を確認します。
- [終了] をクリックします。
注:Distributed Switch をリストアすると、Distributed Switch とそのポート グループの現在の設定は上書きされます。構成ファイルの一部ではない既存のポート グループは削除されません。