ESXi Shell(以前の名称は Tech Support モード)では、重要なメンテナンス コマンドが提供されています。これは、標準のリモート管理または CLI ツールでは処理できない例外的ケースで使用することができます。ESXi Shell は、主に故障修理のシナリオで使用することが想定されています。 vSphere Client を使用して ESXi Shell アクセスを有効にする
vSphere Client を使用して、ESXi Shell へのローカル アクセスおよびリモート アクセスを有効にします。 - vSphere Client を使用して、vCenter Server システムへログインします。
- インベントリ パネルで、ホストを選択します。
- [構成] タブをクリックし、[セキュリティ プロファイル] をクリックします。
- [サービス] セクションで [プロパティ] をクリックします。
- 次のリストから [ESXi Shell] を選択します。
ESXi Shell
SSH
Direct Console UI
- [オプション] をクリックし、[手動で開始および停止] を選択します。
注:[手動で開始および停止] を選択すると、ホストを再起動してもサービスは開始されません。ホストの再起動時にサービスが開始されるようにするには、[ホストに連動して開始および停止] を選択します。
- [開始] をクリックしてサービスを有効にします。
- [OK] をクリックします。
vSphere 6.5 で Host Client を使用した ESXi Shell アクセスの有効化
Host Client を使用して、ESXi Shell へのローカル アクセスおよびリモート アクセスを有効にします。
- ブラウザで、ホストの IP アドレスを使用して、Host Client にログインします。
- [ナビゲータ] セクションの [管理] をクリックします。
- [サービス] タブをクリックします。
- [サービス] セクションで、リストから [TSM] を選択します。
- [アクション] をクリックし、[開始] を選択して、ESXi shell を有効にします。
ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して ESXi Shell アクセスを有効にする
ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して、ESXi Shell を有効にします。
- ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスで、F2 キーを押して [システムのカスタマイズ] メニューへアクセスします。
- [トラブルシューティング オプション] を選択し、Enter キーを押します。
- [トラブルシューティング モード オプション] メニューから、[ESXi Shell の有効化] を選択します。
Enable ESXi Shell
Enable SSH
- Enter キーを押してサービスを有効にします。
ESXi Shell のタイムアウトの構成
デフォルトで、ESXi Shell のタイムアウトは 0(無効)に設定されています。タイムアウト設定は、ESXi Shell を有効にしてから何分後までにログインする必要があるかを示します。タイムアウト期間後にログインしていない場合は、Shell は無効になります。
注:タイムアウト期間が経過したときにログイン済みの場合、セッションは維持されます。ただし、ESXi Shell は無効化され、他のユーザーはログインできないようになります。
- ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスから ESXi Shell タイムアウトを設定するには:
- ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスで、F2 キーを押して [システムのカスタマイズ] メニューへアクセスします。
- [トラブルシューティング モード オプション] をクリックします。
- ESXi Shell および SSH のタイムアウトを変更し、Enter キーを押します。
- タイムアウト時間を分単位で入力します。
- Enter キーを押します。
- ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスのメイン メニューに戻るまで、Esc キーを押します。
- vSphere Client から ESXi Shell タイムアウトを設定するには:
- vSphere Client を使用して、vCenter Server システムへログインします。
- インベントリ パネルでホストを選択し、[構成] タブをクリックします。
- [ソフトウェア] の [詳細設定] をクリックします。
- 左側のパネルで、[UserVars] をクリックします。
- [UserVars.ESXiShellTimeOut] フィールドにタイムアウト設定を秒単位で入力します。
- [OK] をクリックします。
注:ESXi Shell および SSH が有効化されている場合は、タイムアウトの値を変更するオプションが灰色で表示されます。タイムアウトの値を変更するには、ESXi Shell と SSH の両方が無効化されていることを確認してください。これは設計上のものであり、タイムアウトの値がいつ有効であるかを示すための仕様です。
ローカル ESXi Shell へアクセスする
- ホストに直接アクセスできる場合は、マシンの物理コンソールで Alt + F1 を押してログイン ページを開きます。
- プロンプトが表示されたら認証情報を入力します。
注:ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスに戻るには、Alt+F2 を押します。
リモート ESXi Shell へアクセスする
- SSH クライアントを開きます。
- ESXi ホストの IP アドレスまたはドメイン名を指定します。
注:
- 使用する SSH クライアントによって、手順が異なる場合があります。詳細については、クライアントのドキュメントやサポートを参照してください。
- デフォルトでは、SSH は TCP ポート 22 で動作します。
- プロンプトが表示されたら認証情報を入力します。